アメリカと日本とインドとサステイナブル

アメリカに住んでて、でも日本とインド(夫)の影響を深く受けながら、みんなの環境問題への意識を高めようと大学で教えながらの生活で、シェアしたい事をいろいろ書いています。大学留学しようと思ってる方、仕事でアメリカに転勤になる方、アメリカの生活ってどんな?と思う方、環境問題に関心のある方、インドに興味のある方、国際結婚に興味のある方、またその他たまたまた立ち寄ってくださった方。気分転換を目指しています。前向き思考を目指しています。ぜひ読んで下さい!

環境問題 その3 プラスチック問題 海

ニュースはNPR(National Public Radio)からにしています。アメリカに来たばかりの時は、CNNをよくつけていました。言葉が分からないので、特に何も考えず、普通にニュース番組と思っていました。アメリカの知り合いにも、”テレビ何見るのー?”なんて聞かれれると、”CNNをよくみるよ!”と誇り高く言っていたものです。私はニュースみるのよー。てきな。(笑)

2011年に、日本の地震のニュースをCNNで初めて知りました。もう日本は沈没してしまうのではないか。と思わせるような映像と解説で、ものすごく驚きました。その後日本から(新聞、ニュース、家族、友人たち)情報を得てみると、確かにひどい地震でしたしひどい津波でしたが、CNNでどれだけ、誇張されて、そしてまるで何かのショーや映画の一画面のように放送していたことに、嫌悪感を覚えました。

で、その時思ったのです。CNNって、その他のニュースも誇張してるんだろうな。と。それ以降、CNNは見るのはやめました。まあ、視聴率とってなんぼの商売。食うか食われるかの時代。仕方ないといえば、仕方ないのでしょう。知らなかった私の失敗ですね。

それからは、NPRというラジオとそこのウェブサイトから、ニュースを得ています。NPRは聞き手の寄付金からなり、広告もありません。なので、多少の偏りはありますが、比較的事実に近い情報を得られるサイトです。

さて、

www.npr.org

タイで保護されたジュゴンの赤ちゃんがプラスチックを食べて死んでしまったそうです。まだ8か月でした。

何故でしょうか?プラスチックってものすごく丈夫なんですなので、環境に放置されても、何百年もそのままです。まあ、もともとは石油からできているのですが、そこにいろいろな薬品を混ぜて柔らかくしたり、クリアーにしたりしています。その薬品の中にはホルモンの分泌に影響が出ると知られている薬品も少量ですが含まれています。

では、なぜジュゴンは死んじゃったのでのしょう?毒死?おそらく、違うと思います。いったいどれだけのプラが胃の中に残っていたか知りませんが、プラは消化できませんし、何の栄養もありません。なので、どれだけプラを食べても栄養は全くとれないのです。私の推測では栄養失調かプラが何かの器官に詰まったとかそういう事が原因だと思います。前にも同じタイで死んだクジラが岸で見つかり、解剖したら、胃の中から、なんと80個もゴミ袋がでてきました。北太平洋(North Pacific Ocean) では,およそ年間10万匹の海の哺乳類(クジラ、いるか、アザラシ)がプラの誤飲で死ぬそうです。

この間メキシコ湾のビーチにいってきました。Galveston beach というところです。家から70マイル(112キロ)のところにあります。

子供達が波と遊んでいる様子を見ながら、私は浅いところで、いったいどれだけプラゴミが流れてくるか?と、海の波と共に、プカプカやってきては行ってしまう、まるでくらげ?小さい魚?に見えるプラゴミを集めはじめました。大体はプラの小さなピースです。ビニール袋の敗れたやつ、お菓子の袋の破れたやつ、ペットボトルの破片など。歯ブラシとか、ボタンとかもありました。私が集めたものは大体2~3センチくらいの大きさが殆どでした。

あ、プラゴミ!と思ったら、実はクラゲだった時もありました。ニュルっとした感触で気持ち悪かったです。でも、つまりは、透明のプラスチックって、人間でも間違えてしまうくらい海に漂ってるとよく似てるのです。海で生きる動物たちが、エサ間違えて食べてしまうのも無理はありませんよね。

 

取ったゴミにラベルがついてるものがありました。英語でないものもありました。いずれにしても、アメリカ、キューバ、メキシコ、あたりか、さらに下の南米から流れ着いてきたようです。

海はつながっています。地球の70%以上が海です。風もいろんなものを飛ばします!コンビニでもらうプラスチックの袋、パン屋さんでもらう種類わけされたビニール袋、おせんべいの個別ラップ。本当に必要なのでしょうか。。?