アメリカと日本とインドとサステイナブル

アメリカに住んでて、でも日本とインド(夫)の影響を深く受けながら、みんなの環境問題への意識を高めようと大学で教えながらの生活で、シェアしたい事をいろいろ書いています。大学留学しようと思ってる方、仕事でアメリカに転勤になる方、アメリカの生活ってどんな?と思う方、環境問題に関心のある方、インドに興味のある方、国際結婚に興味のある方、またその他たまたまた立ち寄ってくださった方。気分転換を目指しています。前向き思考を目指しています。ぜひ読んで下さい!

テキサスからこんにちは!

初めまして!アメリカテキサス州で環境科学を教えている”MILLIECHAN”です。よろしくお願いします。

みなさんは、石油はいったいいつまであるんだろう?とか、温暖化が続くと、2050年の平均気温はどれくらいなんだろう?また、海のプラスチック問題が話題になっているけど、どういうことなんだろう?プラスチックって便利だけど、環境にどうして悪いの?などと思ったことはありませんか?

私には2人の子供がいます。まだ小学生です。彼らが結婚して家庭をもつころ、今から30年後でしょうか?世界人口は100億に達するといわれています。そんな中、私の子供とその家族は自動車に乗るためのガソリンを簡単に手に入れることができるのでしょうか?私の孫達は、暑い夏には冷房を、寒い冬には暖房をつけれるのでしょうか?

このブログではそんな疑問に答えていきたいと思っています。

その前に、まずは、

そもそもテキサスってどこにあるの?何があるの?とよく友達に聞かれるので、テキサスについて簡単な紹介をしたいと思います。

テキサス州はアメリカ中南部にあります。とても大きい州で横断距離は1240 km 面積でいうと 700,000km2ちかくあります。都市としてはアメリカで4番目に大きいです。人口は2800万(2018年https://en.wikipedia.org/wiki/Texas) ほどいるそうです。日本からも飛行機の直通便がテキサス州ヒューストンまたはダラスへと飛んでいます。ダラスといえば、アメリカトヨタが昨年カリフォルニア州にあった本社をダラス近郊のプラノ(Plano)へと移ってきたことで話題になりました。

ところで、テキサス州の人は、自分達を”テキサン(Texan)”と呼び、そのほかの地域に住むアメリカの人とは少し違うのよ!という認識をもっています。テキサンといえば、ピックアップトラック、カウボーイブーツにハット、そして何といってもバーベキューです。牛やポークをホロホロにやわらかくなるまで低温で何時間もやきます。とてもおいしく、ブリスケット(brisket, moist/dry、牛バラ肉)は最高です。骨付きリブもありますが、ブリッケットの”モイスト”はジューシーでとてもおいしいです。個人的にはお醤油とわさびで食べたら最高だと思っていますが、店には当然ないので、持参するといいかもしれません。テキサスバーベキューはこんな感じです(https://www.yelp.com/biz/rudys-country-store-and-bar-b-q-katy-2

テキサスはまた、石油製油所の多さでも有名です。アメリカ全土のおよそ半分を供給するだけの石油を扱っています。BPやShellなど有名な石油会社があり、日本の電力会社等からもたくさんの日本人が駐在としてやってきます。この10年の間に、石油事情もいろいろ変わりました。現時点で、アメリカは世界一の産油国となっています。アメリカではシェールガス・シェールオイルの発掘が近年さかんに行われています。もう簡単に採取できる石油は殆ど残っていないので、環境へのダメージへの心配など二の次です。まずは短期経済発展のため、とにかく石油を確保することが推奨されているようです。シェールガスを発掘するにはhydraulic fracturingという技術をつかい、その環境への影響が問われています。日本語でいうと、水圧破砕法です。次のブログではhydraulic fracturingについて書いていこうと思っています。

このブログを通して環境問題に一人でも多くの方が興味を持ってもらえたらうれしいです。今後ともよそしくお願いします。